ナルシス
泉のほとり 水を求めに来た少年は
水の中に見つけた美しい人に 恋をしました
それが自分自身だと 気付かないまま
永遠に届かない恋に焦がれ
ついに 自分を見つめたまま息絶えました
憐れんだ女神は 少年を可憐な花に変えました
少年の名は ナルシス
花の名は 水仙
遠い昔の ギリシャのお話です
花材・・水仙(フォーチューン)、バラ(ブルーミルフィーユ、ラヴィンダ、ルナ)、SPバラ(センタートワ)、クリスマスローズ、グラジオラス(花かすみ)、ヒヤシンス、アストランティア(Aローマ)、アルストロメリア、モス
ちなみに、、エコーという妖精が、ナルシスに恋をしますが、エコーは女神ヘラの怒りを買い、相手が最後に言った言葉を繰り返すことだけしか、話しができないようになっていました。
エコーは、自分の愛をナルシスに伝えようとしますが、まともに話ができないこともあって、手ひどくふられてしまいます。
ショックを受けたエコーは、洞窟に閉じこもり、最後には声だけの存在になってしまいました。。というお話も付属しています。
どちらもとてもせつないお話です。。
さて、今回のアレンジは、水仙=ナルシスが鏡に映るように花器セットをしています。そして濃い黄色の水仙を目立たせるため、反対色の紫を色を淡くして合わせました。ちょっと怪しげなこの色あわせが、せつない物語を幻想的に演出しています。
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